Claude Codeでコードが書けても、Web制作の仕事は受けられないと分かった話

明かりで分かれた夜の机と空の椅子 AI副業






休みの日に本屋へ行くのが昔から好きで、技術書のコーナーをパラパラ眺めるのが習慣です。買わないことのほうが多いんですが。

先月、そこで「Web制作」の棚の前に立ちました。目次を開いてみたら、思ったより知っている言葉が並んでいます。3ヶ月半、Claude Codeをさわってきたからだと思います。ただ、言葉が分かるのと作れるのは、まったく別なんですが。

本を棚に戻しながら、ふと思いました。——これ、僕は仕事として受けられるんだろうか。

自分のブログは自分で立ち上げたし、スマホのアプリも作りました。家計簿を集計するプログラムも動いています。画面の中で、コードはちゃんと動いている。なのに「じゃあ人のサイトを作れるか」と自分に聞くと、はっきり「はい」と言えない。この引っかかりの正体を、ちゃんと調べてみることにしました。

結論から書きます。いまの僕には受けられません。 でもそれは「コードが書けないから」ではありませんでした。今日はその話です。

僕が作ってきたものは、全部「自分のもの」だった

調べる前に、まず自分の3ヶ月半を並べてみました。

  • 自分のブログ(WordPressを立ち上げて、記事を80本以上入れた)
  • 自分のアプリ(スマホで動くものを作って、ストアに出した)
  • 自分用の集計プログラム(家計簿のCSVを読んで、月の合計を出すだけのもの)

並べて、気づきました。全部、僕のものなんです。

依頼した人は僕。仕様を決めたのも僕。締め切りを決めたのも僕。そして「まあこれでいいか」と妥協したのも、やっぱり僕でした。誰にも見せずに直したエラーは、数え切れません。

Web制作の仕事は、ここが根本的に違いました。相手がいて、その人のために作る。当たり前のことなんですが、自分の3ヶ月半を並べるまで、この当たり前が見えていませんでした。

先に断っておきます。僕は受注したことがありません

ここからは、僕がやっていないWeb制作の仕事の話です。実体験がないので、調べた範囲と、自分の3ヶ月半から言えることだけを書きます。

調べ方は単純です。7月の休みの日、Web制作を仕事にしている人が書いた記事と、案件サイトの募集要項を、2時間ほどかけて読み続けました。募集要項というのは「こういう人を探しています」と条件が書いてある文章です。仕事を出す側が本音を書く場所なので、いちばん当てになるだろうと思って。

結果、そこに僕の足りないものが、ほぼ全部書いてありました。うすうす気づいていたものも、まったく考えていなかったものもあります。

足りなかったのは、コードを書く力じゃなかった

読んでいて、じわじわ効いてきたものを挙げます。

1. 相手が何を欲しいのか聞き出す力。 依頼する人は「かっこいいホームページが欲しい」としか言いません。当然です。僕だって美容室に行って「いい感じにしてください」と言います。そこから「誰に見せたいのか」「何をしてほしいのか」を引き出すのが、仕事の最初の工程でした。僕は自分に発注してきたので、この工程を一度もやったことがありません。

2. 締め切り。 自分のブログなら、公開が1日ずれても誰も困りません。実際、僕は何度もずらしています。でも仕事の締め切りは動きません。エラーで半日溶ける日がある僕にとって、ここはこわいです。

3. 直しの往復。 納品して終わりではなく、「ここ、もう少し明るく」「やっぱり前のほうが」が来ます。自分のものなら「まあいいか」で済む部分が、済まなくなる。

4. 見た目を整える力。 これは僕の弱点そのものです。Claude Codeは「動くもの」は作ってくれますが、「見て気持ちのいいもの」は僕が判断するしかない。自分のブログはそれで許されても、お金をもらうとなると話が別でした。

5. 引き渡したあとのこと。 作って渡して終わりではなく、相手が自分で更新できる形にするとか、動かなくなったときにどうするとか。ここは、考えたこともありませんでした。

並べてみて、はっきりしました。5つのうち、コードを書く力の話はひとつもありません。 Claude Codeが埋めてくれたのは「コードが書けない」という穴だけで、仕事にするための穴は、まだ全部空いたままでした。

それでも「無理だ」で終わらせない理由

ここまで書くと諦めた話に見えますが、そうではありません。調べていて、むしろ見通しは良くなりました。

3ヶ月前の僕は「コードが書けないから無理」だと思っていました。だから何をすればいいのか、まったく分かりませんでした。壁が霧の中にあるような状態です。

いまは違います。足りないものが5つ、名前のついた形で目の前にあります。「無理」から「この5つが要る」に変わっただけで、これは大きいと思っています。霧が晴れて、壁の高さが測れるようになった感じです。

それに、5つのうち3つ(聞き出す力・締め切り・直しの往復)は、実は本業でやってきたことでした。お客さんが「なんかいいやつ」としか言わないところから欲しいものを当てる。決まった時間に決まった形にする。「やっぱり違った」と言われてやり直す。ずっとやってきた仕事は、コードとは無関係だと思っていましたが、そうでもなさそうです。

じゃあ、どうやって埋めるのか

ここが今の僕の分かれ道です。

独学で埋められるかというと、5つのうち「見た目」と「引き渡し」は、正解が分からないまま一人で回るのがしんどそうでした。自分のブログを作ったときも、デザインは結局「なんとなく」で決めています。誰にも「それは違う」と言われない環境で、うまくなる気がしません。

だから、学び方を先に調べることにしました。独学でいくのか、お金を払って型を教わるのか。40代の時間の使い方として、どちらが現実的なのか。ここは調べたら想像と違う数字がいくつも出てきたので、別の記事にまとめます。

ただ、その前に確かめたいことがありました。そもそもWeb制作の仕事は、いくらもらえるのか。 学ぶかどうかは、そこを知らないと決められません。順番として、先に金額を見に行くことにしました。

まとめ:作れることと、仕事にすることは、別だった

整理します。Claude Codeで3ヶ月半、いろいろ作ってきましたが、それは全部「自分のもの」でした。仕事にするには、相手から聞き出す・締め切りを守る・直しに応える・見た目を整える・引き渡す、の5つが要る。そのどれも、コードを書く力とは別の話でした。

今日できる一歩をひとつ。もし「自分はコードが書けないから副業は無理だ」と思って止まっている人がいたら、その”無理”の中身を、5つくらいに分けて書き出してみてください。僕はこれをやって、自分が思っていた壁と、本当の壁が違うことに気づきました。分けて書けた時点で、それはもう霧ではありません。

AI副業には、ブログ・アプリ・受託と選択肢があって、それぞれ向き不向きがあります。その全体像はAI副業は何から始める?ブログ・アプリ・受託の向き不向きを正直にに書きました。何をどの順で進めるかは40代・非エンジニアのAI副業完全ロードマップにまとめています。

独学で埋めるか、教わって埋めるかで迷ったときのことは、Web制作スクールの選び方、40代未経験は「比較の前」に決めることが3つあるにまとめています。比較サイトを開く前に、自分で決めておいたことを書きました。

次回は、Web制作の副業に実際いくらの案件が出ているのか、自分の目で見てきた話を書きます。学ぶかどうかを決める前に、まず金額を知っておきたかったので。

タイトルとURLをコピーしました