Web制作の副業、実際いくらの案件が出ているのか見てきた

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前回、Claude Codeでコードが書けても、いまの僕にWeb制作の仕事は受けられない、という話を書きました。足りないものが5つあって、そのどれもコードを書く力とは別の話だった、と。

じゃあ、その5つを埋めるために学ぶのか。答えを出す前に、確かめたいことがありました。そもそもWeb制作の仕事は、いくらもらえるのか。

金額を知らないまま「学ぶかどうか」は決められません。というわけで、クラウドワークスを開いて、Web制作の募集を上から順に数えました。2026年7月16日、新着50件。 ついでにランサーズココナラも見ています。どれも会員登録なしで、案件と金額がそのまま見られました。

数えてみたら、想像していたのとだいぶ違いました。

先に結論:いちばん多いのは3万〜10万円でした

数えた50件のうち、金額がはっきり出ていた33件を並べると、こうなりました。

  • いちばん多い価格帯:3万〜10万円(33件中14件)
  • 真ん中の金額(中央値):3万円
  • 1万円未満:6件/1〜3万円:6件/10〜20万円:4件/20万円超:3件

ホームページ1サイト、あるいはLP(1枚もののページです)1本で、3万円から10万円。これが2026年7月に実際に募集されていた金額でした。

正直に言うと、僕はもう少し高いと思っていました。ホームページを1つ作るのは、僕の感覚だと何日もかかる仕事です。それが3万円。画面を見ながら、しばらく黙っていました。

ただし——この数字は、そのまま信じてはいけません。 数えている途中で、罠が3つ見つかりました。ここからが今日の本題です。

罠1:カテゴリ名が、当てになりませんでした

最初に「Webデザイン」のカテゴリを開いて、新着50件を上から見ていきました。そこで手が止まります。

僕が見た50件の範囲では、Web制作と呼べる案件は2割もありませんでした。 大半がInstagramの投稿画像を作る仕事や、SNSの運用代行です。「Webデザイン」という看板の下に、まったく別の仕事が並んでいる。

もっと驚いたのは「ホームページ作成」のカテゴリです。ここにテレアポの案件が混ざっていました。 「Web関連商材のテレアポ/40万〜50万円」。ホームページを作る仕事ではなく、電話をかける仕事です。しかも金額が大きいので、平均を押し上げます。

つまり「Web制作の案件は◯◯円が相場」という数字を、カテゴリの総額から出すと、電話をかける仕事の値段が混ざった数字になります。僕がもし何も考えずに全件を平均していたら、実態よりだいぶ高い数字を出していました。

罠2:終わった募集が、上のほうに並んでいました

次に気づいたのがこれです。並び順を変えずに上から見ていくと、去年の8月に掲載された、とっくに期限切れの案件が上位に出てきます。

いちばん驚いたのは「固定報酬制 12円」と表示されていた案件です。12円。さすがに何かの間違いだろうと思って詳細を開いたら、募集はもう終わっていました。入力途中のまま止まっているものだと思います。

ランサーズでも同じでした。検索結果に出ていた案件を開いてみたら、7月7日に募集終了済み。一覧には出るんです。

これ、けっこう大きいです。相場を知りたくて一覧を眺めている人ほど、生きている案件と死んでいる案件を区別しません。金額を見るときは、掲載日と応募期限をセットで見る。 これは今回いちばんの学びでした。

罠3:それは「募集の値段」であって、「もらえた金額」ではありません

3つ目がいちばん大事です。

ここまで書いてきた金額は、全部発注する人が「これくらいで募集します」と出した提示額です。実際にいくらで契約が成立したのかは、どのサイトでも公開されていません。

そして募集の4分の1くらいは、金額の欄に「ワーカーと相談」とだけ書いてありました。33件の集計に入れられなかったのは、この人たちです。

だから「3万〜10万円が多い」というのは、あくまで募集の値札の話です。そこから応募が集まって、選ばれて、交渉があって、最終的にいくらになるのか。その数字を、僕はまだ1つも持っていません。

未経験と経験者で、時給が倍ちがいました

罠の話が続いたので、確かめられた事実に戻ります。ここは、はっきりした段差が見えました。

「未経験OK」と書いてある案件を探すと、ちゃんとあります。ただ金額はこうでした。

  • 未経験OK・完全在宅コーダー(HTML・CSSの基礎が分かればOK):時給1,000〜2,000円
  • 未経験歓迎・Web制作のアシスタント:固定3,300円
  • 未経験OK・バナー広告のデザイン制作:固定550円

対して、経験を条件にしている案件はこうです。

  • WordPress制作(経験3年以上の方のみ):時給2,000〜3,000円
  • UI/UXデザイン(Figma・React連携):時給4,000〜5,000円
  • D2CスキンケアのLP(競合実績必須):固定25万円

未経験1,000〜2,000円、経験者2,000〜5,000円。 入口の時給が、だいたい半分です。

誤解のないように書いておくと、これは発注する側がケチだという話ではないと思っています。未経験の人に頼むということは、教える手間と、やり直しのリスクを引き受けるということです。その分が値段に出ている、と考えるほうが自然でした。

未経験で入れる場所はある。でもそこは、時給1,000円台から始まる場所でもある。「AIが使えるから」で飛び越えられる段差ではなさそうでした。ここは目をそらさずに受け取っておこうと思います。

作る側と、頼む側で、値段が2倍ちがう

最後にもう1つ。これは自分でも予想していませんでした。

仕事を募集する側の金額(クラウドワークス)は、真ん中が3万円でした。一方、自分の腕を売り出す側の価格——ココナラで「ホームページ制作」の出品を上位100件数えたら、真ん中は7万円。同じホームページ制作で、2倍以上の開きがあります。

同じ仕事の値札が、立つ場所によって倍ちがう。どちらが正しいという話ではなくて、「どこで戦うか」で金額が変わるということなんだと思います。募集を待つのか、自分から値段をつけて売るのか。この違いは、正直、今回いちばん考えさせられました。

まとめ:数字より、数字の読み方が手に入りました

整理します。2026年7月16日時点で、Web制作の案件は3万〜10万円が中心。未経験の入口は時給1,000〜2,000円。ただしその数字には、カテゴリ違いの仕事が混ざり、終わった募集が混ざり、そもそも成約額ではない——という3つの但し書きがつきます。

正直、金額そのものより、この但し書きのほうが収穫でした。数字は、どこから取ったかで別物になります。 これは案件サイトに限った話ではないな、と思いながらスクロールしていました。

今日できる一歩をひとつ。もし相場が気になっているなら、まとめ記事ではなく、クラウドワークスかランサーズを自分で開いて、10件だけ数えてみてください。どちらも会員登録なしで見られます。10件でいいんです。10件数えるだけで、「相場◯万円」という一行が、どれだけのものを省いた数字なのかが見えてきます。

ここまで金額を見てきて、ひとつ引っかかりが残りました。これだけAIで作れる時代に、そもそもなぜ、人はまだWeb制作を発注しているんだろう。次回は、その「頼む側」の話を書きます。

AI副業の選択肢と向き不向きはAI副業は何から始める?ブログ・アプリ・受託の向き不向きを正直にに、何をどの順で進めるかは40代・非エンジニアのAI副業完全ロードマップにまとめています。

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