副業禁止の会社で40代がAI副業を始めるには|小売業20年の僕が決めた線引き

夜の書斎の床に、窓のブラインド越しの光が縞模様の線を描いている AI副業

「副業に興味はある。でも、うちの会社、就業規則で副業禁止なんだよな」。3月にAI副業を始める前、僕が一番引っかかっていたのが、これでした。20年勤めた販売の会社で、いまさら波風は立てたくない。かといって、このまま何もしないのも、正直こわい。

でも、いろいろ調べてみて、いまの僕の結論はシンプルです。そんなにビビらなくていい。やりたいなら、やればいい。今日は、お金や税金の手前の話——禁止かもしれない会社で、僕がどう考えて踏み出したか——を書きます。先に正直に言っておくと、僕の副業収益はいまもまだ0円。稼いだ自慢ではなく、動き出す前の「気持ちの整理」の話です。

調べて分かった:「就業規則の禁止」は、法律の禁止じゃない

まず一度だけ、自分の会社の就業規則に目を通しました。20年いて、副業の条文を読んだのは初めてでした。たぶん「許可なく他社の業務に従事しないこと」みたいな一文が入っている。会社によって書き方は違うので、ここだけは自分の目で確かめておくといいです。

そのうえで調べてみて、肩の力が抜けたことがあります。就業規則の「副業禁止」は、あくまで会社のルールであって、法律で禁止されているわけではない(公務員だけは別。あとで書きます)。日本国憲法では、勤務時間の外をどう使うかは、基本的に本人の自由とされています。実際、国(厚生労働省)は2018年に「モデル就業規則」から副業禁止の規定を外して、いまはむしろ副業を後押しする側にまわりました。

厚労省のガイドラインでも、会社が副業を制限できるのは、だいたい次のような場合に絞られると整理されています。本業に支障が出る/会社の秘密が漏れる/競合になる/会社の信用を傷つける。逆に言えば、ここさえ踏み外さなければ、「副業をした」というだけで、すぐにクビや処分にできるような話ではない。僕は調べてこれを知って、ようやく前を向けました。「副業禁止」の5文字を見ただけで、最初から諦めていた頃の自分に、これを教えてやりたいくらいです。

そのうえで、正直に言います。僕は「禁止でも、自分はやる」と決めました

ここから先は、僕個人の考えです。会社に自分の人生を、丸ごとは預けたくない。40を過ぎて、その気持ちが強くなりました。会社がこの先ずっと自分を守ってくれる保証は、どこにもない。だったら、自分の手で何かを生み出せる力くらいは、持っておきたい。何度挫折しても、また始めてしまうのは、たぶんこの気持ちが消えないからです。

たった一度の自分の人生を、ルールに正直なだけで終わらせたくない。同じように「どうしても前に進みたい」と思っている人がいるなら——その気持ちは、間違っていないと、僕は思います。

ただ、「会社に迷惑をかけない」線だけは守る

やるからには、さっきの4つだけは、自分との約束として守っています。

  1. 本業に支障を出さない。睡眠を削らない、勤務中はやらない。本業がおろそかになったら、その時点でアウトだと思っています。
  2. 会社の秘密・取引先・情報は持ち込まない。勤務先で知ったことは使わない。
  3. 競合になることはしない。勤務先とライバルになる副業はやらない。
  4. 会社の信用を傷つけない。後ろ指をさされるようなやり方はしない。

僕は本業から帰った夜に1〜2時間、書斎でコツコツやっています。シフト勤務で生活が不規則なぶん、誰かに雇われる形ではなく、自分のペースで成果物を作る形が合っていました。この4つを守れている限り、こそこそする必要はない、と僕は思っています。

※公務員の方だけは、話がまったく別です

ひとつだけ、はっきり書いておきます。公務員の方には、ここまでの話は当てはまりません。公務員の副業制限は、会社の就業規則ではなく、国家公務員法・地方公務員法という法律で定められています。会社員とは重みがまるで違うので、「禁止でも自分はやる」という僕の考えを、公務員の方が真似ることはおすすめしません。必ず、ご自身の規定を確認してください。

まとめ:ビビって止まる時間が、いちばんもったいない

就業規則は、一度だけ自分で確かめる。「会社に迷惑をかけない」4つの線は守る。そのうえで——僕は、たとえ禁止でも、自分はやると決めました。

正直に言うと、僕は過去に何度か副業に挫折しています。それでも今回 続けられているのは、才能の差ではなく、最初に「やっていいのか」で立ち止まるのを、やめたからだと思います。あの足踏みしていた時間が、振り返ると、いちばんもったいなかった。

(※お金が実際に入り始めたら、税金まわりは別途きちんと調べてください。そこは手を抜けないところです。)

僕がまず始めたのは、無料でAIを触ってみることでした。何から手をつけるかはAI副業ロードマップの記事に、どの道具から触ればいいかはAIツールの選び方の記事にまとめています。あとは、小さく動くだけです。

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