先週の水曜、Search Console(グーグル検索の成績表のようなものです)の画面を、たぶん初めて腰を据えてちゃんと見ました。そこで「検索から来た読者が2ヶ月でほぼゼロ」だと知って、あの晩、書斎で30分くらい固まっていた気がします。
そのときに「書き方を3つ変える」と宣言しました。今日はその実践編です。この1週間、僕が実際に手を動かしてやったことを、出てきた数字ごと正直に書きます。先に言っておくと、まだ検索からのクリックは増えていません。盛りようがないので、そのまま書きます。
宣言した3つを、地味に1週間やってみた
宣言した「書き方を変える3つ」は、こうでした。
- 過去記事のタイトルと書き出しを、検索する人の言葉に直す
- 関連する記事どうしを内部リンクでつなぐ
- 新しい記事を「誰のどの悩みか」を決めてから書く
派手な施策ではありません。Claude Code(僕がメインで使っているAIの道具です)に手伝ってもらいながら、過去記事を1本ずつ開いては直す。その繰り返しでした。1週間で触った記事は、ぜんぶで11本。1日に直せたのは平日で1〜2本が限界でした。本業から帰って夜の3時間、そのうち実作業に使えるのは正味2時間ちょっとなので、まあこんなものかなと。
やったこと①:タイトルと書き出しを「検索する人の言葉」に直した
いちばん時間をかけたのがこれです。自分で書いたタイトルを並べて読み返すと、「自分が言いたい言葉」で書いていて、「読者が検索窓に打つ言葉」になっていない記事が、思った以上に多かったんです。
たとえば、ある記事のタイトルは「僕がAIで最初に作ったもの」みたいな書き方でした。気持ちはこもっているけれど、これを検索する40代はいません。検索する人はたぶん「claude code 何ができる」とか、もっと素っ気ない言葉で打ち込む。そこに自分の記事が引っかかっていなかった、というだけの話でした。
ここでClaude Codeにこう聞いてみました。「この記事、40代の副業初心者はどんな言葉で検索すると思う?候補を10個出して」。返ってきたのは、それらしい検索ワードがずらりと10個。便利です。便利なんですが、ここで丸ごと採用しなかったのが、今回いちばん書きたかったところです。
10個のうち、いくつかは検索する人がほとんどいなさそうな言葉でした。逆に、自分の記事の中身と合っていない言葉も混ざっていました。AIは「ありそうな検索ワード」は出してくれますが、「自分の記事が本当に答えられる検索ワードか」までは、僕の記事を読み込んで判断しているわけではないんですよね。結局、10個の中から自分の記事が正直に答えられるものだけを2つ選んで、タイトルを直しました。10個もらって、使ったのは2個。残り8個を捨てる作業のほうが、本番だった気がします。
やったこと②:関連する記事を内部リンクでつないだ
次にやったのが、記事どうしを内部リンクでつなぐ作業です。内部リンクというのは、自分のブログの中で「この話の続きはこっち」と別の記事へ案内するリンクのことです。
これまでも何本かはつないでいたのですが、ぜんぜん足りていませんでした。「始め方」の記事を読んだ人が、次に「料金」の記事へ自然に進める。そういう道を作っていなかった。読者からすると、1本読んで、出口がなくて、そのまま帰ってしまう状態だったわけです。
ここでも一度、Claude Codeに「この記事から自然につなげられる過去記事はどれ?」と聞きました。記事の一覧をまとめて渡しておくと、それなりに筋の通った候補を出してくれます。ただ、提案の中には「テーマは近いけれど、読者の気持ちの流れとしては逆」というものもありました。料金で悩んでいる人に、いきなり応用編を勧めても早いんです。そこは自分で順番を入れ替えました。
地味な作業ですが、1週間で内部リンクを足したのは、のべ18か所。多いのか少ないのか自分でもよく分かりませんが、少なくとも「読んだ人が次に行ける場所」は増えました。
やったこと③:新しい記事は「誰のどの悩みか」を決めてから書いた
3つ目は、過去記事ではなく、これから書く記事の話です。今週書いた新しい記事は、書き始める前に必ず「これは誰の、どの悩みに答える記事か」を一文で書き出してから着手しました。
正直に白状すると、これまでの僕は、ここを飛ばしていました。「今日は何を書こうかな」と思いついたテーマで、いきなり書き出していたんです。商品を売る前にどんなお客さんに何を届けるか決める。順番でいえば、その一番大事なところを抜かしていた。
「誰のどの悩みか」を先に決めると、書いている途中で迷子になりません。これは効果がすぐ分かりました。1本あたりの執筆時間が、体感で2割くらい短くなった気がします。検索の数字はまだ動いていませんが、自分の手応えとしては、この3つ目がいちばん変化が大きかったです。
正直なところ、検索のクリックはまだゼロのままです
ここまで読んで「で、結果は?」と思いますよね。僕も思います。結論を書くと、この1週間で検索からのクリックは、ほぼ増えていません。Search Consoleの「表示回数」(検索結果に自分の記事が出た回数)は、少しだけ増えた日もありました。でもクリックの数字のほうは、1日0か1。先週とほとんど変わりませんでした。
グーグルが記事の変更を読み取って評価に反映するまでには、数週間から数ヶ月かかるそうです。これは始める前から知ってはいたのですが、いざ自分が1週間手を動かして、画面の数字がぴくりとも動かないのを見ると、けっこう効きます。「この作業、本当に意味あるのかな」という考えが、夜になると顔を出します。
それでも続けると決めたのは、宣言した3つが「検索のため」だけの作業ではなかったからです。タイトルを読者の言葉に直すのも、記事を内部リンクでつなぐのも、結局は「来てくれた人が読みやすいブログにする」ことそのものでした。数字が動く前に、自分のブログが少しまともになった。今週はそれで十分だと思うことにしました。
1週間やってみて、自分に言い聞かせたこと
最後に、今週いちばん自分に刺さったことを書きます。それは「AIに直してもらった気になっていたけれど、直すかどうかを決めていたのは毎回自分だった」ということです。
タイトルの候補も、内部リンクの組み合わせも、Claude Codeはたくさん出してくれます。ですが、その中から「これは違う」「これは合う」と判断するのは、最後まで僕の仕事でした。ここを誰かに、あるいはAIに丸ごと任せてしまったら、たぶん自分のブログではなくなる。1週間、過去記事を1本ずつ開きながら、そんなことを考えていました。
来週も、たぶん同じ地味な作業を続けます。検索の数字が動くのはもっと先でしょう。正直、1ヶ月続けて数字がゼロのままだったらどうしようか、というのは、まだ心の中で答えが出ていません。それでも、3つ変えると決めたことを、まずは1ヶ月。動いたら、また正直に書きます。
次回予告
次回は、少し毛色の違う話を書こうと思います。販売の仕事を20年やってきた僕が、AI副業を3ヶ月続けてみて、本業の見え方が変わってきた話です。副業のために始めたはずが、気づいたら本業のほうにも効いてきた。そのあたりを、また正直に書きます。

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